姨捨駅で三時間も過ごしたわけ

乙女椿

2016年05月14日 10:20

今ね、姨捨駅にいるんよ~♪それももう三時間も!!






ごく身近なグループラインに投稿したら、さまざまなリアクションが返ってきました^^

『ひぇ~あのお婆さんを捨てに行く伝説の地?』

『楢山節考(ならやまぶしこう)で緒形拳さんが坂本スミ子さんをおんぶして捨てに行った山があるところ?』

『あの映画でお婆さん役の坂本スミ子さん、前歯を抜いたか削ったかで役に臨んだそうなんよ。』

エトセトラエトセトラ


岡山出張から戻り、連休は家族と安・近・短を過ごしていたなか

そんな会話を思い出したのはBSの「こころ旅」

それでは、わたくしの長野編


自称、にわか鉄子といたしまして

日本の鉄道で稀な『スイッチバック』のルポをお届けしたく存じます♪

スイッチバック・・・急勾配を行ったり来たり、ジグザグに上り下りを繰り返して、進行する線路


さぁ~出発進行~♪

稲荷山駅から乗車すると




急勾配に差し掛かると




単線なのに、複雑な線路が見えてきて




車窓からは、善光寺平が眼前に広がります。

この一帯は、日本三大車窓と呼ばれてるのをあとから知るのでしたが

ちなみにあとのふたつは・・・

・根室本線 狩勝峠越え

・肥薩線路 矢岳越え

いつの日か、制覇したいものです(^-^)/

前記事の夜景は、





この景色だったのです。

いかに長く飽きもせずいたかおわかりでしょう^^



途中下車した「姨捨(おばすて)」




名所案内から、海抜547メートルもあることがわかりましたし、



芭蕉がこんな句を遺しています。

『おもかげや おばひとりなく 月のとも』

芭蕉の気持ちに寄り添いたいと月が出るまでいたのがいちばんの理由かも^^




そもそも『おばすて伝説』は、老婆になった母を息子が背中に担いで、山に棄てにいくという
今では考えられない風習があったのですが

当時の殿様が、これじゃいかんと改めて廃止になった経緯が記されていました。

私的には、尊厳死を強く希望しているので
将来、子どもたちは、つらい選択を迫られるかも知れませんね。

「枝折り」これは、伝説の象徴でもある捨てられる運命にあっても
帰りの山道で子どもの身を案じる母が
背中におぶられながら、枝を折ってみちしるべにし、帰路につくようにとの思いからと
当時を再現した絵画が版画で張り出されていました。

何度見ても、泣きそうになるので控えます(-_-)

そんなこんなで、姨捨駅で濃い数時間を過ごしておりました。

スイッチバックを体験して

見た目には、行ったり来たりと

無駄なことのように思うことでも

確実に目的地まで進んでいるのだから

これからも決めた我が道を焦らずに進んでいこう♪なあんて思ったものです(*^^*)


4月から将来の夢のひとつを叶えるために

仕事の合間に
とある学校に通っていまして

宿題が半端ないので

ブログがなかなか追い付かずにいますのが

悩みかな(*^^*)


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